怒りのメカニズムを知ってアンガーマネジメント

怒りがなぜ生じるかを知れば、アンガーマネジメントも習得しやすくなります。

怒りは身近な感情ですが、どうやって生じるのかというのはよくわかっていないものです。

怒りが生じるまでには、次の3つの段階を踏むのが一般的です。

「第1に出来事との遭遇→第2に出来事の意味づけ→第3に怒りの感情の発生」です。

出来事との遭遇というのは、誰かに何か言われたり、みたり、聞いたり、体験したり、といったことです。

例えばスーパーのレジに並んでいて、後ろから来た人が割り込みしたというのが、出来事との遭遇です。

これでイラっとしてしまう人もいれば、特に何も感じない人もいるでしょう。

出来事はあくまで出来事であって、たんなる出来事で済ませられる人であれば怒りは生まれません。

イラっとしてしまうのは、その出来事の意味を考えてしまうからです。

出来事にどういう意味があるのかという意味づけをするときには、自分の価値観や考え方が基準になります。

割り込みを「許せない」「非常識」という価値観や考え方を持っている人は、出来事で終わらずに怒りが発生します。

人間は思考する動物で、何か怒りを感じる時にはそのきっかけになった人や出来事に対して「なにか原因があるのでは?」と考えるものです。

その根底にあるのが「相手が悪い」という感情です。


画像引用:https://anger-m.ws/

自分にとって怒りの原因になる出来事でも、他の人にとってそうではないこともあります。

出来事から意味づけをして、怒りが生まれてしまうまでに関わっているのは自分の価値観です。

つまり、怒りを生み出しているのは自分自身ということです。

なので、捉え方を変えることができれば余計な怒りでエネルギーを使わずに済むことができます。

また、気をつけたいのが怒りやすい人は何にでも怒りやすくなるということです。

何かあったら怒るという癖がついてしまうと、そこからの修正が難しくなります。

「大したことない」と思えるようになり、怒る癖から解放されるようになれば、人生は生きやすくなります。

正しいルールならばいいですが、自分自身の価値観が歪んでいる場合には、まずはそれを治すことが先決です。

例えば「自分が一番偉い」と思っている人は、相手の些細な言動で怒ることになります。

しかし自分が一番偉いという考えを捨てることができれば、ちょっとしたことは全く気にならなくなります。

ゆがんだ価値観を持っている場合には、その歪みを改善していくことが必要になります。